2011年9月29日木曜日

type A 病変?

PCIを始めたばかりのbeginnerはtypeA病変から治療をしていく方がよいと考えています。

でも、問題は本当にtypeA病変なのかどうかの見極めと、typeAをtypeAとして治療を完遂できるかが重要です。

今日はLAD #7 75%狭窄に対するPCIでした。

労作性狭心症の患者さんです。

angio上はfocal lesionですので、側枝もないしsimpleな病変だと考えていました。

direct stentでいいのかなと考えていました。











CTを事前に撮影していました。

#7の狭窄前には偏心性の厚い石灰化を認めます。

これが曲者です。










IVUSでは偏心性の石灰を認め、内腔は1.5~2.0mm程度でしょうか。

pre dilatationをすることにしました。
(師匠の教えで)

2.5mmで前拡張です。












手前側のindentationがとれません。

22atmまでかけましたが変わりません。
















その後のIVUSでは石灰と反対側に拡張しているのが観察されます。

direct stentしかも3.0mmを最初から置いていたら、健常側にperforationしていたかも知れません。













2.75mmのDESをそっと置いて、

IVUSで確認しながらNC Balloon 3.0mmで徐々に拡張圧を上げていきました。















IVUSでは最終的に2.5mmの内腔は確保できました。

これ以上はperforationのリスクでしょう。















angioは良さそうです。


















eccentricな石灰化は厄介ですね。よほど全周性の方が安全なのか?とも思ったりします。
Cuttingも使いづらいですしね。

今日で一つ経験値が上がりました。

日々修行です。

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