PCIを始めたばかりのbeginnerはtypeA病変から治療をしていく方がよいと考えています。
でも、問題は本当にtypeA病変なのかどうかの見極めと、typeAをtypeAとして治療を完遂できるかが重要です。
今日はLAD #7 75%狭窄に対するPCIでした。
労作性狭心症の患者さんです。
angio上はfocal lesionですので、側枝もないしsimpleな病変だと考えていました。
direct stentでいいのかなと考えていました。
CTを事前に撮影していました。
#7の狭窄前には偏心性の厚い石灰化を認めます。
これが曲者です。
IVUSでは偏心性の石灰を認め、内腔は1.5~2.0mm程度でしょうか。
pre dilatationをすることにしました。
(師匠の教えで)
2.5mmで前拡張です。
手前側のindentationがとれません。
22atmまでかけましたが変わりません。
その後のIVUSでは石灰と反対側に拡張しているのが観察されます。
direct stentしかも3.0mmを最初から置いていたら、健常側にperforationしていたかも知れません。
2.75mmのDESをそっと置いて、
IVUSで確認しながらNC Balloon 3.0mmで徐々に拡張圧を上げていきました。
IVUSでは最終的に2.5mmの内腔は確保できました。
これ以上はperforationのリスクでしょう。
angioは良さそうです。
eccentricな石灰化は厄介ですね。よほど全周性の方が安全なのか?とも思ったりします。
Cuttingも使いづらいですしね。
今日で一つ経験値が上がりました。
日々修行です。
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