2011年11月13日日曜日

AMI

ちょうど夜中の12時を回るころにカテメンバー召集されました。(カテメンバーレギュラーです)

62歳男性。病院にかかるように周りの方から言われていたそうです。

持続する胸痛で発症から2時間ほどでいらっしゃいました。

#6 100%でした。

LMTの長い方で、RCA,LCxには有意狭窄は認めませんでした。

LCxをまたぐだろうなと思いつつ、radialで始めました。












6Fr BLK3.75

GW: SION blue
micro: FINECROSS

血栓吸引後の造影です。肉眼的血栓を吸引してます。

ワイヤーが入っているDを分岐する部分にも高度狭窄を認めました。










IVUSで確認します。

LCx、HLは共通菅でした。

#7は高度狭窄でしたが、病変長が非常に長くなるためculpritに集中して治療しました。













IVUSで見るとLMTまでびっちりと血栓が詰まっていました。

末梢保護は迷いましたが、#7の高度狭窄を通過することが困難と考え、保護しませんでした。














LCxにGW:RunthroughをcrossさせてSTENT留置です。

#7は慢性期にDESが必要になると考え、DESを留置しました。














spider viewです。


















#7の狭窄は慢性期に虚血を評価してから治療します。

幸いslow flowにもならずに終了しました。















救命という意味では良い治療ができました。

良かった点:STENTの位置決め

改善を要する点:末梢保護は本当にいらなかったか。radialからの治療で良かったか。slow flowを考慮してIABP supportでやるべきだったか。LCxとKBTは必要なかったのか。

週明けに上司に聞きます。

安全第一を目標に治療してますが、本当に安全だったのか検証は必要ですね。

修行です。

PS:夜遅い時間にもかかわらず集まるメンバーに感謝です。

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