ちょうど夜中の12時を回るころにカテメンバー召集されました。(カテメンバーレギュラーです)
62歳男性。病院にかかるように周りの方から言われていたそうです。
持続する胸痛で発症から2時間ほどでいらっしゃいました。
#6 100%でした。
LMTの長い方で、RCA,LCxには有意狭窄は認めませんでした。
LCxをまたぐだろうなと思いつつ、radialで始めました。
6Fr BLK3.75
GW: SION blue
micro: FINECROSS
血栓吸引後の造影です。肉眼的血栓を吸引してます。
ワイヤーが入っているDを分岐する部分にも高度狭窄を認めました。
IVUSで確認します。
LCx、HLは共通菅でした。
#7は高度狭窄でしたが、病変長が非常に長くなるためculpritに集中して治療しました。
IVUSで見るとLMTまでびっちりと血栓が詰まっていました。
末梢保護は迷いましたが、#7の高度狭窄を通過することが困難と考え、保護しませんでした。
LCxにGW:RunthroughをcrossさせてSTENT留置です。
#7は慢性期にDESが必要になると考え、DESを留置しました。
spider viewです。
#7の狭窄は慢性期に虚血を評価してから治療します。
幸いslow flowにもならずに終了しました。
救命という意味では良い治療ができました。
良かった点:STENTの位置決め
改善を要する点:末梢保護は本当にいらなかったか。radialからの治療で良かったか。slow flowを考慮してIABP supportでやるべきだったか。LCxとKBTは必要なかったのか。
週明けに上司に聞きます。
安全第一を目標に治療してますが、本当に安全だったのか検証は必要ですね。
修行です。
PS:夜遅い時間にもかかわらず集まるメンバーに感謝です。
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